不動産を売却する場合、査定がおこなわれます。
今回はその売却査定の相場を自分で調べられるのかを解説していきます。
また、リサーチにおける注意点や、高く売るためのコツもお伝えしていくので、現在不動産売却を考えている方は参考にしてみてください。
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自分で不動産売却査定の相場を調べる方法
自分で売却査定の相場をリサーチするにはどうすべきなのでしょうか。
以下で方法を解説します。
レインズマーケットインフォメーションでリサーチする
レインズマーケットインフォメーションは、通称「レインズ」と呼ばれています。
レインズは不動産会社から、一戸建てやマンションなどの売買取引データを収集しています。
また、そのデータから実際にいくらで取引されたのかをチェックできるのが特徴です。
レインズはあくまでも住まいの売買取引をメインに取り扱っているため、土地に関する情報はチェックできない点に注意してください。
対象エリアは全国各地なので、日本国内のさまざまな物件データを参考にできます。
もともとレインズは国土交通大臣が指定している、不動産流通機構が運営しています。
そのためデータが正確で運営元がしっかりしている安心感があるのが魅力です。
チェックできるのは直近1年のデータのみなので、それよりも前の情報はレインズ上では確認できない点に注意してください。
リサーチ方法は簡単で、たとえば自分が売買を検討しているエリアに設定したり、平米や間取りなどの細かい条件を設定したりなど自由度が高いです。
また、市場動向については過去2年間までのデータがグラフで見られるようになっています。
一戸建てやマンションなど、価格推移がどのように動いているのかを調べたいときに便利です。
不動産情報ライブラリ
不動産情報ライブラリは、不動産購入者へアンケートを実施し、収集したデータがもととなっています。
実際に購入した方の申告データなので、より正確かつ明確なデータです。
物件はマンションや一戸建てだけではなく、土地も含まれています。
対象エリアが全国各地な点はレインズと同様です。
アンケートは国土交通省が実施したものであり、結果がそのままデータベースとして登録されています。
価格情報の確認が簡単にできる上に、建物だけではなく土地の情報収集も可能です。
売却査定相場を調べたい場合は、レインズと不動産情報ライブラリのそれぞれでリサーチをすると効率的と考えられるでしょう。
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不動産売却査定の相場を調べる際の注意点
相場を調べる場合、どのような注意点を意識すべきなのでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。
相場通りに売れるとは限らない
そもそも不動産の売却査定は、必ずしも相場通りになるとは限りません。
基本的に売却査定の相場は、過去のデータをもとにいくらで売れるのかを予測したものです。
言い換えると「目安」のようなデータなので、相場通りの金額になるとは言い切れません。
しかも、土地や建物などの市場価格は、毎日少しずつ変動しています。
もちろんどの程度の売り出し価格に設定すればいいのかの参考にできますが、その価格で必ず売れるわけではない点を理解しておきましょう。
とくに、物件の状態によっては相場通りに設定しても売れず、結果的に値下げをしなくてはならない場合もあります。
購入希望者から値下げができないか交渉されるケースも少なくないです。
条件の違いを考慮する
自分が売却したいマンションの相場を調べる際、似たような条件の物件データをチェックするようにしましょう。
たとえば同じような立地で似たような間取りなど、ある程度共通点がある物件データをピックアップしたほうが参考になります。
異なる立地や間取りなど、条件の違いがある物件を比較してしまうと意味がありません。
そもそも相場は物件の市場価値に応じて変わるもののため、同じような条件の物件と比較しないと、正確な金額を予測できないのです。
時間が経過するとデータが変動する
レインズをはじめとする物件データは日々変動しています。
物件の市場価値は徐々に変化するのです。
時間が経過すればするほど、金額が高くなったり低くなったりするため、その点を考慮して売却の計画を立てなくてはなりません。
たとえば半年前に自分で情報収集をおこない、その結果をもとに価格を設定しても、現在の相場には合っていない可能性があります。
そのため、もし市場に売りに出す時点で、ある程度の期間が空いている場合は、再度情報収集をおこなってください。
以前調べたときとは状況が変わっているケースも考えられるので、多少面倒でもリサーチは徹底しましょう。
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売却査定の相場よりも高く売るための方法
もし不動産を相場より高く売りたい場合、何を意識すべきなのでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。
適切な価格設定を意識する
基本的に家や土地を売却する際は、価格を適切に設定する必要があります。
そもそも価格が市場価値に対して高すぎると、たとえ素敵な物件だとしても、購入希望者は契約を避けてしまいます。
そもそも不動産の購入にはまとまった資金が必要になるため、適切ではない金額の物件では買うのに抵抗を覚えてしまう方がほとんどです。
先述したようなサイトを参考にしながら情報収集をおこない、適切な価格を設定できるように心掛けてください。
適切な価格設定ができれば、スムーズに売却できるようになります。
また、購入希望者から値下げ交渉をされるリスクも低くなり、お互いに対等な立場で取引について話し合えるようになるでしょう。
ホームインスペクションをおこなう
ホームインスペクションをおこなうのもおすすめです。
これは中古物件を売却する際に、よく実施されています。
建物に劣化状態が見られないか、住んでも問題ない品質かを、診断士が直接訪問して確認してくれる作業です。
ホームインスペクションが実施されていれば、診断士によって建物が検査されているとアピールできるため、市場価値が通常よりも高くなります。
そのため、多少高値を付けても売れやすくなるのです。
ただし、もし診断によって建物に物理的瑕疵が見つかった場合は、その旨を隠さずに伝えなくてはなりません。
たとえば雨漏りしている箇所がある、害虫による被害が見られるなど、建物のトラブルについては正直に伝える義務があるので気を付けてください。
タイミングを意識する
売却する場合、建物を市場に出すタイミングを意識してみましょう。
具体的なタイミングは、2～3月です。
この時期は進学や就職などで、住まい探しを始める方が一気に増えます。
不動産業界でも繁忙期とされるタイミングなので、この時期に合わせて売却すると、多くの方に物件を見てもらえるようになります。
物件を多くの方が注目すれば、その中で「購入したい」と思ってくれる方が見つかるかもしれません。
市場において売れやすいと言われている時期なので、このタイミングであれば多少高く売却価格を設定しても、取引成立する可能性があります。
もちろん一概には言えませんが、通常よりも売買契約がスムーズに締結できるのは間違いないでしょう。
売却時期にこだわっていない場合は、2～3月に合わせて売ってみてください。
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まとめ
不動産売却査定において、自分で相場を調べるためには、レインズをはじめとするサイトがおすすめです。
ただし、相場通りに売れるとは限らないので、注意点として覚えておきましょう。
高く売るためには、インスペクションを検討してみてください。
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