熊本地震に心折れる
熊本地震で壊れたお風呂のカベ 熊本市中央区アパート
このブログは熊本市東区にある不動産会社「しとうホームズ」が不動産に関するお役立ち情報や日々の出来事を書き綴るブログです。
熊本地震から5年が経ちました。その当時の体験(管理会社の記録)を記したいと思います。
今回の記事を書くにあたり、「平成28年熊本地震」で被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。
平成28年4月14日(木)21時26分に起きた地震(前震)の翌日、4月15日(金)は熊本市東区の会社に出社し、役割を分担して私は午前中、被害が大きかった物件を3件応急対応し、事務所に戻ってきました。
事務所では女性社員が第一報を受け、地震被害状況シート用紙に手書きで記録します。
これは、停電になった時にでも対応できるためで台風の時と同じアナログ方式で行いました。 午前中に受けたシート用紙も100枚を超えていましたので、午後からは、事務所での対応に切り替えます。
特に電話での受付で思ったことは、被災した当初、私を含め人は自分のことが精いっぱいで心の余裕が持てない状態であると思います。東京に本社がある会社の社長からの電話でした。ニュースをみたり、熊本営業所の所長から話を聞いて電話をされてきましたが、、、
「いつ、修理をしてくれるのか! この建物は、大丈夫なのか! うちの社員にもしものことがあったら責任をどうとってくれるのか!」
と耳を疑う発言でした。 (ほかにも、このような電話を第一線で、心が折れ、涙を流しながら受けた当時の女性社員に敬意を払いたいと思います)
「自分の命は、自分で守る! 私たちも、まだそれ以外は、今のところ何とも言えません!」としか返せませんでした。
遠く離れた場所から、限られた情報を元にすぐに連絡されてきた経営者の気持ちは、今となっては少しは分かりますが、当時は全く理解できませんでした。
1日目は喉を嗄らして熊本市中央区の自宅に帰ったことを覚えています。
携帯の緊急地震速報の警報音と同時に「ドーン!」と地面から突き上げる余震はあるものの、だいぶ昨夜と比べ規模も小さくなり、間隔も割と空いてきてました。
まだ、誰もこの後に起きる本震の凄まじさは予測はできませんでした。
次回も、熊本地震の記録を書きたいと思います。
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